
こんにちは。韓国 江南に位置するギリン整形外科 ジョンジイン院長です。
長い間、胸挙上手術をしながら垂れた胸のケースをたくさん見てきましたが、原因も様々で訪れる患者様の年齢層も様々です。
胸挙上手術というと、老化よる弾力低下で歳を取られた方が訪れる場合が大部分だと思われます。
ですが、無理なダイエットや出産後の授乳のような理由で若い方でも胸が垂れてしまう場合もございます。
胸の弾力と形を維持するクーパー靭帯がダイエットや授乳のような理由で伸びて切れてしまうと胸が垂れてしまいます。

ですが、十分な胸の挙上手術で小さなたるみから、ひどいたるみまで最小限の傷跡で最大限に胸を持ち上げることができるので
正確に診断し、それに合う手術法と手術プランをしっかり立てて、望み胸の形をつくることが重要になります。
もしかして、私の胸は垂れている?
先に正常な胸と垂れた胸を区別する自家診断法をお伝えしますね。
0)正常の胸
正常の胸とは、胸の下ラインから乳頭が4~5㎝上に位置している胸です。
ですが、乳頭の位置が胸の下ラインと同じだったりより下にあると垂れた胸になり、
垂れた胸の程度によって、1度乳房下垂/2度乳房下垂/3度乳房下垂に分類されます。
1)1度乳房下垂

1度 乳房下垂は胸のたるみが一番少ない場合で、乳頭が胸の下ラインから1㎝以内に位置し、
下の胸のボリュームがだいたい胸の下ラインより下に位置します。
2)2度乳房下垂

2度乳房下垂は1度乳房下垂より乳頭の位置が胸の下ラインより下がり乳頭が胸の下ラインから、
1~3㎝下に位置する場合、肉眼で見た時も胸が下に垂れてみえます
3)3度乳房下垂

3度 乳房下垂は一番ひどいたるみで乳頭が胸の一番下の方に位置し、乳頭が下を向いている状態です。
乳頭が胸の下ラインから3㎝以上下に位置し、胸の長さ または 長く伸びて見えます。
このように胸のたるみの程度によって手術法とデザインが変わり、最小限の切開で最大限の挙上の効果を出すことができます。
垂れた胸別 手術法

1)半月型 挙上
半月型挙上とは乳輪の上側に半月型に切開し乳頭の位置を上に引き上げる手術法です。
よって乳頭の位置をあげるだけで矯正が可能な、垂れた程度が1度乳房下垂の場合に適されます。
傷口は乳輪の上を切開するので、ほぼ目立ちません。

2) 乳輪切開挙上
乳輪切開挙上は乳輪の周囲をドーナツ型に切開しす乳頭を上に上げます。
半月型挙上より乳輪の周辺の皮膚を切開するため乳頭の位置をより上げることができ、乳頭の形の変化もないので、
この場合も乳頭の位置のみでの矯正が可能な1度乳房下垂時に行われます。
乳輪切開挙上は同様に傷口が乳輪の境界線に残るので、時間がが経つとほぼ目立ちません。

3) 垂直切開挙上
垂直切開挙上は乳輪周囲と乳輪の下の伸びた皮膚を垂直に切開し、両方から胸を持ち上げる手術法です。
2度乳房下垂のような中間程度のたるみがある場合に効果的で胸を上げて綺麗なラインをつくることができます。
垂直切開挙上の場合、乳輪周囲とその下に一筋の傷跡が残りますが、乳輪の境界線部分はほぼ傷跡が目立たず、
一筋の傷跡は人の皮膚の特徴により薄くなる程度が異なります。

4) オ字切開
オ字切開は3度の乳房下垂の場合に行われます。
3度の乳房下垂は胸がひどく垂れており、除去する皮膚が多いため、
胸の下ラインまでの広い範囲の面積を切開するため傷跡が少し残りますが、
ひどく垂れている場合では最小限の切開でより効果的に胸を持ち上げることができる手術法です。
胸が大きい場合、胸の挙上と同時に胸縮小手術も行うことをおすすめします。
伸びた皮膚と一緒に伸びた脂肪組織を除去することでより上に持ち上げることができますよね?
ジョンジイン院長 診断
こちらは本院で胸挙上を行った方の症例になります。
こちらの患者様は胸の下ラインから乳頭が4㎝も下に位置している3度の乳房下垂に適されるケースです。

手術プラン
‘オ字切開法’を利用し長く垂れた胸を最大限に持ち上げ、既存の胸のボリュームを最大に活かし、
ふっくらと横から見た時もきれいなラインにデザインします。
乳頭の大きさ、または胸の大きさに合うサイズにデザインしたのち、既存の乳頭の位置から4㎝上に矯正し、縫合。

▼実際のデザイン▼

手術結果
既存の胸の大きさを最大限に維持しながら理想的な高さまで胸を持ち上げます。
切開部位はオ字型に広く切開されますが、縦の傷跡は最小化し、
既存の乳頭が大きく薄かったので乳頭の大きさや対象をできるだけ理想的な形になるように合わせて手術しました。
たるみはありましたが、ある程度のボリュームがあったので、
既存のボリュームを活かして組織を整理しシリコンを入れなくても綺麗なボリュームのあるラインができるようにしました。
両胸の大きさと高さが対象になるように手術が終わり、ボリュームと正面/側面 どこからみても綺麗なラインが見えますよね。
<正面>

手術後の注意事項
本院では胸の挙上手術後2週間目に抜糸を行います。
よって2週間の間はまだ皮膚がひっついていない状態のため、動くときに注意が必要になり、重みを支える下着を着用することをおすすめします。
また力が入らないように重たいものを持つなどの行為は禁止で、腕を上げたり急に動いたりするのも禁物です。
※喫煙は手術後、皮膚の再生や傷跡管理によくないので、徹底的に避けるようにしてください。
今日は垂れた胸の診断法と胸挙上手術、そして実際の手術症例で説明をさせていただきましたが、お力になれれば嬉しいです。
そして、皆様の堂々とした美しさのためにいつでもお待ちしております。
長い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ギリン整形外科 ジョンジイン院長でした。
また多くの悩みや気になる内容がございましたら、ラインでのお問い合わせをお願いいたしますね:)
KOREA / GANGNAM





こんにちは。韓国 江南に位置するギリン整形外科 ジョンジイン院長です。
長い間、胸挙上手術をしながら垂れた胸のケースをたくさん見てきましたが、原因も様々で訪れる患者様の年齢層も様々です。
胸挙上手術というと、老化よる弾力低下で歳を取られた方が訪れる場合が大部分だと思われます。
ですが、無理なダイエットや出産後の授乳のような理由で若い方でも胸が垂れてしまう場合もございます。
胸の弾力と形を維持するクーパー靭帯がダイエットや授乳のような理由で伸びて切れてしまうと胸が垂れてしまいます。
ですが、十分な胸の挙上手術で小さなたるみから、ひどいたるみまで最小限の傷跡で最大限に胸を持ち上げることができるので
正確に診断し、それに合う手術法と手術プランをしっかり立てて、望み胸の形をつくることが重要になります。
もしかして、私の胸は垂れている?
先に正常な胸と垂れた胸を区別する自家診断法をお伝えしますね。
0)正常の胸
正常の胸とは、胸の下ラインから乳頭が4~5㎝上に位置している胸です。
ですが、乳頭の位置が胸の下ラインと同じだったりより下にあると垂れた胸になり、
垂れた胸の程度によって、1度乳房下垂/2度乳房下垂/3度乳房下垂に分類されます。
1)1度乳房下垂
1度 乳房下垂は胸のたるみが一番少ない場合で、乳頭が胸の下ラインから1㎝以内に位置し、
下の胸のボリュームがだいたい胸の下ラインより下に位置します。
2)2度乳房下垂
2度乳房下垂は1度乳房下垂より乳頭の位置が胸の下ラインより下がり乳頭が胸の下ラインから、
1~3㎝下に位置する場合、肉眼で見た時も胸が下に垂れてみえます
3)3度乳房下垂
3度 乳房下垂は一番ひどいたるみで乳頭が胸の一番下の方に位置し、乳頭が下を向いている状態です。
乳頭が胸の下ラインから3㎝以上下に位置し、胸の長さ または 長く伸びて見えます。
このように胸のたるみの程度によって手術法とデザインが変わり、最小限の切開で最大限の挙上の効果を出すことができます。
垂れた胸別 手術法
1)半月型 挙上
半月型挙上とは乳輪の上側に半月型に切開し乳頭の位置を上に引き上げる手術法です。
よって乳頭の位置をあげるだけで矯正が可能な、垂れた程度が1度乳房下垂の場合に適されます。
傷口は乳輪の上を切開するので、ほぼ目立ちません。
2) 乳輪切開挙上
乳輪切開挙上は乳輪の周囲をドーナツ型に切開しす乳頭を上に上げます。
半月型挙上より乳輪の周辺の皮膚を切開するため乳頭の位置をより上げることができ、乳頭の形の変化もないので、
この場合も乳頭の位置のみでの矯正が可能な1度乳房下垂時に行われます。
乳輪切開挙上は同様に傷口が乳輪の境界線に残るので、時間がが経つとほぼ目立ちません。
3) 垂直切開挙上
垂直切開挙上は乳輪周囲と乳輪の下の伸びた皮膚を垂直に切開し、両方から胸を持ち上げる手術法です。
2度乳房下垂のような中間程度のたるみがある場合に効果的で胸を上げて綺麗なラインをつくることができます。
垂直切開挙上の場合、乳輪周囲とその下に一筋の傷跡が残りますが、乳輪の境界線部分はほぼ傷跡が目立たず、
一筋の傷跡は人の皮膚の特徴により薄くなる程度が異なります。
4) オ字切開
オ字切開は3度の乳房下垂の場合に行われます。
3度の乳房下垂は胸がひどく垂れており、除去する皮膚が多いため、
胸の下ラインまでの広い範囲の面積を切開するため傷跡が少し残りますが、
ひどく垂れている場合では最小限の切開でより効果的に胸を持ち上げることができる手術法です。
胸が大きい場合、胸の挙上と同時に胸縮小手術も行うことをおすすめします。
伸びた皮膚と一緒に伸びた脂肪組織を除去することでより上に持ち上げることができますよね?
ジョンジイン院長 診断
こちらは本院で胸挙上を行った方の症例になります。
こちらの患者様は胸の下ラインから乳頭が4㎝も下に位置している3度の乳房下垂に適されるケースです。
手術プラン
‘オ字切開法’を利用し長く垂れた胸を最大限に持ち上げ、既存の胸のボリュームを最大に活かし、
ふっくらと横から見た時もきれいなラインにデザインします。
乳頭の大きさ、または胸の大きさに合うサイズにデザインしたのち、既存の乳頭の位置から4㎝上に矯正し、縫合。
▼実際のデザイン▼
手術結果
既存の胸の大きさを最大限に維持しながら理想的な高さまで胸を持ち上げます。
切開部位はオ字型に広く切開されますが、縦の傷跡は最小化し、
既存の乳頭が大きく薄かったので乳頭の大きさや対象をできるだけ理想的な形になるように合わせて手術しました。
たるみはありましたが、ある程度のボリュームがあったので、
既存のボリュームを活かして組織を整理しシリコンを入れなくても綺麗なボリュームのあるラインができるようにしました。
両胸の大きさと高さが対象になるように手術が終わり、ボリュームと正面/側面 どこからみても綺麗なラインが見えますよね。
<正面>
手術後の注意事項
本院では胸の挙上手術後2週間目に抜糸を行います。
よって2週間の間はまだ皮膚がひっついていない状態のため、動くときに注意が必要になり、重みを支える下着を着用することをおすすめします。
また力が入らないように重たいものを持つなどの行為は禁止で、腕を上げたり急に動いたりするのも禁物です。
※喫煙は手術後、皮膚の再生や傷跡管理によくないので、徹底的に避けるようにしてください。
今日は垂れた胸の診断法と胸挙上手術、そして実際の手術症例で説明をさせていただきましたが、お力になれれば嬉しいです。
そして、皆様の堂々とした美しさのためにいつでもお待ちしております。
長い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ギリン整形外科 ジョンジイン院長でした。
また多くの悩みや気になる内容がございましたら、ラインでのお問い合わせをお願いいたしますね:)
KOREA / GANGNAM