よくある質問(FAQ)

Q. ギリン美容外科・皮膚科は日曜日も診療していますか?

A. はい、当院は日曜日も午前10時から午後5時まで診療しております。週末に韓国旅行中の方にもご利用いただけます。

Q. 江南で日本語が通じるおすすめの美容外科はありますか?

A. ソウル・江南に位置するギリン美容外科・皮膚科では、日本語対応のスタッフが常駐しており、安心してカウンセリング・施術が可能です。

顔のインナードライに対する幹細胞注射とスキンブースターの比較

2026/01/12

be46fc6b918f4.jpg

顔のインナードライに対する幹細胞注射とスキンブースターの比較

保湿だけでは足りなくなったときの治療選択の考え方

インナードライによって生じる顔のつっぱり感の代表的な症状

重度の顔のインナードライは、単なるつっぱり感だけで現れるわけではありません。
多くの場合、小さなブツブツ、赤み、刺激感、あるいはニキビのような炎症を伴って現れます。

韓国の皮膚科クリニックでは、こうした症状を訴える患者様に対し、スキンブースターや皮膚再生を目的とした幹細胞注射が検討されることがあります。
どちらも注入治療ではありますが、その目的、作用する深さ、そして皮膚への長期的な影響は本質的に異なります。

本記事では、表面的な乾燥ではなく、重度のインナードライにそれぞれどのようにアプローチするのかを中心に、両者の違いを詳しく解説します。

インナードライが進行している患者様は、以下のような症状がよく見られます。

  • 洗顔直後から強いつっぱり感を感じる
  • 保湿クリームを塗ってもすぐに吸収され、うるおいが持続しない
  • メイクが粉を吹いたり、ヨレたり、小ジワに入り込む
  • 肌が薄く、弱くなったように感じる
  • 赤みが出やすい
  • 季節や気候に関係なく乾燥感が続く

このようなインナードライ問題は不快感だけにとどまりません。
このようなつっぱり感を放置すると、時間の経過とともに小ジワ、慢性的な赤み、炎症性トラブルへと進行し、精神的なストレスの原因となることもあります。

こうしたケースでは、問題の原因は皮膚表面ではなく、皮膚内部の支えとなる環境の崩れにあることが多いのです。

なぜ重度のインナードライは保湿ケアだけでは改善しないのか

洗顔直後に続く強いつっぱり感は、単なる水分不足ではなく、皮膚内部のバリア機能低下を示している場合があります。

インナードライは単なる水分不足ではありません。
健康な皮膚は、コラーゲン、エラスチン、そして健全な皮膚バリアから成る内部構造によって水分を保持しています。

加齢の進行、あるいは過度な角質除去、侵襲的な治療の繰り返し、睡眠不足、全身的な疲労などにより、この構造は徐々に弱まっていきます。
その結果、どれだけ外側から水分を補っても、皮膚はうるおいを保持できなくなります。

そのため、重度のインナードライを抱える患者様では、丁寧にスキンケアを行っていても、刺激感の悪化、赤み、肌質の変化が生じやすくなります。

スキンブースターとは何か

日常のスキンケアだけでは十分な改善を感じられなくなった場合、次の選択肢としてスキンブースターが検討されることがあります。

名称や配合はさまざまですが、スキンブースターに共通する目的は一つです。
それは、皮膚に不足している成分を直接補うことです。

多くのスキンブースターには、以下のような成分が組み合わされています。

  • 水分保持を目的としたヒアルロン酸
  • 細胞代謝をサポートするアミノ酸
  • 皮膚の弾力を助けるコラーゲン関連成分
  • 肌状態を整えるビタミンや抗酸化成分

これらの成分は、うるおい、ツヤ、なめらかな質感を回復させ、短期的な肌コンディションの改善をサポートします。

スキンブースターは、以下のような場合に選択されることが多い治療です。

  • 肌のくすみやゴワつきが気になる場合
  • 主な悩みが乾燥である場合
  • 肌のキメの乱れが目立つ場合

ただし、スキンブースターは弱ってしまった皮膚構造そのものを再構築する治療ではありません。
あくまで外部からのサポートによって肌状態を維持・補助する「メンテナンス型」の治療であり、皮膚本来の再生力を回復させるものではない点を理解しておく必要があります。

重度のインナードライではスキンブースターの効果が一時的に感じられる理由

カウンセリングの際によく聞かれる声のひとつが、
「最初は良くなった気がするけれど、すぐにまた乾燥してしまう」というものです。

この場合、皮膚が水分を保持するための構造的な力が、すでに低下している可能性が高いと考えられます。

コラーゲンやエラスチンのネットワークが損なわれている状態では、外側から補給した水分を長期間維持することができません。
この段階になると、治療の考え方は「補う」ことから「回復・再生」へと移行していきます。

そのため韓国では、単なる保湿ではなく、皮膚再生を目的とした血液由来や脂肪由来の幹細胞注射が注目されるようになっています。

スキンブースターと幹細胞注射の共通点

肌内部の支えとなる構造が弱くなると、保湿剤だけではインナードライの改善が難しくなります。

スキンブースターと幹細胞注射には、以下のような共通点があります。

  • いずれも皮膚に直接注入する治療である
  • ハリ、トーン、小ジワの改善を目的としている
  • 1回で完結する治療ではなく、複数回の施術が必要である

また、どちらの治療も即時的なボリュームアップを目的としたものではありません。
もし主な悩みがボリュームロスや構造的な凹みである場合には、ヒアルロン酸フィラーやボリューム目的のコラーゲン治療のほうが適しているケースもあります。スキンブースターや幹細胞注射には、この点において限界があることを理解しておく必要があります。

本質的な違い:皮膚の維持と皮膚の再生

両者の本質的な違いは、どの深さに作用するかという点にあります。

スキンブースターは皮膚状態をサポートし、維持することを目的としています。一方で、幹細胞注射は皮膚そのものの機能を回復させることを目指した治療です。

幹細胞治療は、表面的な見た目だけを改善するのではなく、皮膚が自ら再生できる内部環境を整えることに重点を置いています。
その結果、定期的なメンテナンスは必要であるものの、一般的なスキンブースターと比べて、より長期的な効果が期待されることがあります。

もう一つの大きな違いは、幹細胞注射は患者様ご自身の体から採取した細胞を使用する点です。
そのため、治療時の全身状態が結果に大きく影響します。

風邪をひいているときや、強い疲労、全身的なストレスがある状態で採血を行うと、どれほど高度な分離・培養設備を使用しても、幹細胞の活性が低下する可能性があります。
このため、体調が良好な状態で治療を受けることが、結果に影響を与える要因の一つとなります。

「種」にたとえて理解する幹細胞の役割

スキンブースター注射は、スキンケアでは補いきれない水分補給や肌質改善を目的として行われます。

幹細胞は、体内に存在する「種」にたとえることができます。
まだ特定の役割が決まっておらず、周囲の環境や必要性に応じて分化できる可能性を持っています。

皮膚細胞が必要であれば皮膚の構造を支える方向へ、
他の組織が助けを必要としていれば、その組織に適した形へと適応します。
この意味で、幹細胞は生体の基礎材料ともいえる存在です。

さらに、幹細胞は自己複製能力を持ち、新たな幹細胞を生み出しながら、再生に関わるシグナルを持続的に送り続けます。

肌治療に用いられる幹細胞について

皮膚分野で使用される幹細胞とは、主に脂肪組織や血液から採取される成体幹細胞を指します。

その最大の特徴は「再生」です。
加齢とともに、コラーゲンやエラスチン繊維は断裂・減少し、皮膚内部の支えとなる構造が弱くなっていきます。

幹細胞は、再生に関わるシグナル経路を再び活性化させ、皮膚が本来必要とする構造成分の産生を促します。
この作用は、インナードライやつっぱり感の改善だけでなく、より広い意味での皮膚再生にも関与します。

幹細胞注射が細胞レベルで作用する仕組み

多くのスキンブースターには、ヒアルロン酸やアミノ酸、コラーゲン関連成分が配合されています。

パラクリン作用:細胞間シグナルのサポート

幹細胞の主な役割は、サイトカインやケモカインといった成長関連因子を分泌することです。
これらのシグナルは、以下のような働きを担います。

  • 細胞環境を安定させる
  • 過剰な炎症反応を調整する
  • 損傷組織周辺の細胞を活性化させる
  • 血管構造を強化する
  • 細胞活性化の経路を開く

幹細胞は新しい組織へ直接変化するというよりも、生体シグナルの調整役として機能することが中心です。

ケモカインによって導かれる移動反応

組織がストレスや損傷を受けると、ケモカインが放出されます。
幹細胞はこのシグナルに反応し、影響を受けた部位へと移動しながら、成長因子の分泌を通じて細胞の活性化とシグナル調整をサポートします。

成長因子の分泌と内部システムの再活性化

幹細胞は、EGF、FGF、VEGF、TGF-β、HGF、KGFといった因子を分泌します。

これらの物質は相互に作用し、細胞間コミュニケーションを促進し、組織環境を整え、血管反応をサポートしながら、細胞が本来の機能を取り戻す手助けをします。

免疫調整作用

研究により、幹細胞由来の一部のシグナルが免疫細胞と相互作用し、バランスの維持に関与することが示唆されています。
現代の生活環境では、慢性的な軽度炎症がさまざまな皮膚・全身トラブルと関連する可能性があります。

幹細胞は、過剰な炎症反応を抑え、免疫バランスをサポートする働きを持つ可能性があります。
これは治療効果として断定されるものではなく、細胞間相互作用の研究から観察されている傾向です。

幹細胞肌治療を選択する際の安全面の確認事項

肌の保水構造が低下している場合、スキンブースターの効果が一時的に感じられることがあります。

より高度な肌治療を検討する際には、以下の点を確認することが重要です。

  1. スキンブースターにおいて正規製品と適切な投与量が使用されているか
  2. 厳格な滅菌システム、遠心分離装置、管理された施術環境が整っているか
  3. 注入量ではなく、幹細胞の濃度や生存率が重視されているか
  4. 遠心力や温度管理が安定した精密機器が使用されているか
  5. クリーンルーム、無菌作業台、体系化された汚染防止プロトコルが整備されているか

幹細胞治療の質は、細胞処理の精度と医師の専門的な知識・経験に大きく左右されます。

幹細胞注射が適さない可能性のあるケース

幹細胞注射は、すべての方に同じような効果が期待できる治療ではありません。
本治療はご自身の体から採取した細胞を使用するため、採取時の全身状態が結果に大きく影響します。

急性の体調不良、強い疲労、睡眠不足、免疫機能の低下など、体が大きなストレス下にある場合、採取される幹細胞の質や活性が低下する可能性があります。
たとえ高度な処理システムを用いたとしても、体調不良時に採取された幹細胞は、再生シグナルの能力が十分に発揮されないことがあります。

そのため、幹細胞を用いた肌治療は、比較的体調が安定している時期に行うことが推奨されます。
まず全身の回復が必要な場合には、体調を整えてから治療を行うことで、より意味のある結果につながる可能性があります。

このような選別プロセスは、責任ある幹細胞治療計画の一部であり、すべての患者様にすぐ治療を勧めない理由でもあります。

症例紹介:重度の顔のインナードライに対する血液幹細胞治療

幹細胞注射は、表面的な変化よりも、肌が再生しやすい内部環境を整えることを目的としています。

洗顔後の強いつっぱり感、冬季の乾燥悪化、皮脂が出やすいにもかかわらずメイクが小ジワに入り込むといった悩みで来院された患者様のケースです。

幹細胞はパラクライン作用を通じて、炎症の調整や周囲細胞の修復をサポートします。

皮膚診断の結果、皮膚バリア機能の低下が確認されました。
全身状態が良好であったため、血液由来の幹細胞治療を行いました。

EGFやFGFなどの成長因子は、コラーゲンやエラスチン産生の再活性化に関与します。

皮膚層ごとの状態に応じて異なる手技を用い、顔全体に幹細胞を注入しました。

幹細胞治療では、厳格な滅菌管理、精密な分離装置、管理された施術環境が重要です。


施術後には、血漿を混ぜたモデリングマスクを使用し、鎮静と吸収のサポートを行いました。

血液由来の幹細胞治療は自己由来細胞を使用するため、施術時の体調が結果に影響します。

施術直後は軽度の腫れが見られましたが、マスク着用により日常生活には支障のない状態でした。

まとめ:正しい選択は現在の肌状態の理解から始まる

スキンブースターと幹細胞治療の選択は、肌に必要なのが維持か再生かによって異なります。

最終的な治療選択は、流行ではなく、ご自身の肌状態を正しく理解することに基づいて行うべきです。

うるおいのサポートが主な目的であれば、スキンブースターで十分な場合もあります。
一方で、慢性的なインナードライが再生力の低下を示している場合には、再生を重視したアプローチが検討されます。

皮膚が「維持」を必要としているのか、「回復」を必要としているのかを見極めることが、効果的な治療計画の基盤となります。


お問い合わせ